社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
先月、アクタスの社員や顧客の自宅を紹介した書籍「123人の家」の第2号を出版した。
住宅建築を紹介した本でもなければ、モデルルームのように整然としたインテリアをまとめた本でもない。リアルなライフスタイルを約2000カットの写真で紹介した、演出なしのドキュメンタリーだ。
心地よく暮らしている人たちの家には、心地よく暮らすための数々のヒントが散らばっている。
中古マンションをリフォームした写真の家は、オープンキッチンの左側に古材で囲まれた収納庫を作った。冷蔵庫をここに隠したことで、キッチンがすっきりとしている。他には、アンティークの水道の取っ手をカーテンの留め具にしている家や、柄が異なる2枚のラグをずらして敷くという、プロっぽいテクニックを使っている家もある。
読者にとっては、教科書的ではないリアリティーがお手本になるようだ。「生活感があふれているので、うそがない」「よそゆき感がなくて格好いい」などの感想が寄せられている。
住まいとインテリアは、手間と時間と工夫を積み重ねて作られていく。この本に登場する人は、それにいち早く気づき、実践している人たちだ。(「アクタス」ブランド戦略室長 大重亨)
空港、駅、美術館、学校などの公共建築。その施設に配置された家具。必要な情報が簡単に認識できる案内標識。デザインを発注する側とデザイナー双方のセンスを感じることができる。
白地に黒のアルファベットがプリントされた、同国の「デザインレターズ」社の食器が人気だ。この書体は、1942年に完成した同国のオーフス市庁舎内部の案内標識用として、設計者のアルネ・ヤコブセン自らデザインしたもの。書体の美しさに着目した「デザインレターズ」が、数年前に食器などの生活雑貨に採用した。家の中を美しい文字でスタイリングするという、新しい提案だ。
中でも、メラミン製の子ども用シリーズ=写真=は特に好評だ。カップはAからZまで一文字ずつそろっており、家族のカップをイニシャルで選ぶこともできる。「H」「O」「M」「E」のように組み合わせて言葉も作れる。海外ではプランターとして窓辺に並べている人も多い。
クリエイティブな仕事に就いている人で、「幼い頃に親が与えてくれたモノや環境が今につながっている」と話す人は多い。良いデザインに触れる機会を日常的に子どもに与えることは、とても大切なことだと思う。(「アクタス」ブランド戦略室長 大重亨)
室内のドアを横滑りさせて開閉する「引き戸」が注目されている。
開き戸に比べ、ドア周辺の空間を有効活用でき、風通しもいいからだ。静かに閉められる新しいタイプも登場し、改装の際、開き戸から引き戸に替える人も多い。
埼玉県越谷市の主婦(30)は昨年8月、自宅を新築した際、室内のドアのほとんどを引き戸にした。リビングの入り口に、天井まで届く、高さ240センチの引き戸を使い、室内が広々と見えるようにした。
「開き戸のように前後に開閉させる空間が不要で、スペースを有効活用できる。掃除も楽です」と満足した様子。自宅を建てる前に住宅展示場を見学した際、スムーズに開閉できる最新式の引き戸を体験し、気に入ったという。
この引き戸は、住宅建材メーカーのLIXILが開発した「Wソフトモーション」と呼ばれる仕組みを採用。戸の開閉の際、戸の本体が縦枠に近づくと上部のレールにブレーキが自動でかかり、ゆっくり動くという。そのため、勢いよく閉めても指を挟みにくく、半自動で閉まるので閉め忘れを防げる。建築を手がけたアイフルホーム越谷店の渡辺健一さんは、「指を挟むといった開閉時の危険が少なく、小さな子どもがいる家庭で人気です」と話す。
◎
引き戸は障子やふすまのように、日本家屋では古くから使われてきた。住まいの洋風化に伴い、開き戸が主流になったが、最近、引き戸が見直されるようになってきた。
引き戸には、ふすまのように鴨居(かもい)と敷居の間にはめ込む方式のほか、床にV字形のレールを埋設して戸車を動かす方式、天井など上部のレールからつるす方式などがある。つるす方式は床にレールを敷設しなくて済むため、見た目がスッキリする。LIXILのWソフトモーションの引き戸は、1セット7万5000円(税抜き、工事費などは含まず)から。
◎
こうした引き戸を取り入れたリフォームの人気も高まっている。リフォーム業者の紹介を手がける「ホームプロ」(東京)によると、開き戸を引き戸にするリフォームを希望した人は2012年に791件だったが、13年には846件に増加。「車いすの使用などを想定し、高齢者を中心に引き戸への関心が高まっている」と同社担当者。
1級建築士の久坂美津子さんは、東京都武蔵野市の自宅マンションを数年前にリフォームした際、収納棚の扉も含め、ドアのほとんどを引き戸に替えた。「荷物を持ったままでの開閉が楽。風通しが良いのが何よりいい」と話す。
久坂さん宅では、引き戸をドアとしてだけでなく、部屋の仕切りや目隠しなどとしても使っている。板戸のほか格子戸、鏡張りの戸、ガラス戸など、設置する場所によってデザインや色合いを変えた。
ただし、短所もある。「一般的な引き戸は開き戸よりも密閉性が低く、隙間から隣室の空気や音が漏れることがある」と久坂さん。また、戸を引き込むスペースが必要なため、間取りによっては引き戸にリフォームできない場合もある。久坂さんは「モデルルームなどでよく確認し、場所や予算に合わせて設置を検討してほしい」と話している。
対象は、原則65歳以上で、要介護1~5の認定を受け、自宅での生活が困難になった人。食事や入浴、介護などのサービスが全て施設内で提供される。医療サービスは、外部の嘱託医が定期的に訪問して体調管理などを行い、専門的な治療が必要な場合は、外の医療機関に通院する。
部屋の面積は10・65平方メートル以上。2003年以降に建てられた施設は原則、個室になったが、3割前後は今も2人以上の相部屋だ。
入所者が負担するのは、要介護度別の費用の1割負担と、居住費、食費など。運営主体は、社会福祉法人や自治体がほとんど。公的な施設のため、低所得者への居住費などの補助があり、費用負担が比較的軽い。
全国に約8000か所あり、52万人が利用している。入所希望者が多く、3月に発表された入所待機者数は52万人に上るが、入所の対象は、来年度以降は原則「要介護3」以上になる。
入所の申し込みは、希望施設に直接行う。複数の施設に申し込むこともできる。
リフォームローンは、金利が高く、返済期間が短いですが、いい方法はないでしょうか。
住宅を買うときの住宅ローンと、リフォームするときのリフォームローンでは、条件がかなり違います。変動金利型ローンでみると、住宅ローンの金利は0・7%台から利用できるところが多いのに対して、リフォームローンは3~4%程度になるのが一般的。住宅ローンに比べて融資限度額も少なく、1000万~1500万円までで、返済期間も最長10~15年までに限られる金融機関が多いようです。
中古住宅の購入を考えている人にとっては、この点が大きなネックになってきました。中古住宅は新築住宅に比べて安く手に入るのが最大のメリットですが、半面、建物や内装、設備などが古くなっていることもあって、一定のリフォームが必要になることが少なくありません。
壁紙の張り替え程度なら数十万円程度ですむかもしれませんが、水回りの設備の取り替え、間取り変更、断熱・耐震改修などだとかなりの高額になります。それを現金で用意できない場合には、リフォームローンが頼りなのですが、リフォームローンは条件が厳しいため、合計のローン負担が新築並みか、それ以上になってしまいかねません。
こうした点を考慮して、最近は住宅取得時にリフォームする場合には、リフォーム費用を住宅ローンに含めて借りられるようにしている金融機関も出てきました。試算例にあるように、住宅ローンとリフォームローンを別々に組むと月々の返済が10万円近くになるケースでも、住宅ローンに一本化できれば8万円弱ですみます。
ただし、申し込みに当たってはリフォーム会社の見積書が必要になるなどの条件があります。インターネットなどでこうしたローンがあるところを見つけて、各種条件などを確認した上で資金計画を立てるようにしてください。