社会そのほか速
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茨城県鹿嶋市の鹿島神宮と千葉県香取市の香取神宮でも、拝殿などで液体がかけられたようなシミが見つかった。
両県警は、文化財保護法違反などの疑いで調べている。
鹿島神宮では9日、国の重要文化財に指定されている拝殿や奥宮など少なくとも10か所で見つかった。同神宮関係者は「奈良や京都でも同じようなことが起きており、模倣犯ならやめてほしい」と話している。
香取神宮では3月26日に国の重要文化財の楼門のほか、拝殿やさい銭箱など10か所以上にシミがあるのを神社の職員が見つけ、4月8日に香取署に相談した。
【仁川共同】昨年9月の韓国・仁川アジア大会でカメラを盗んだとして窃盗罪で略式起訴され、帰国後に無実を訴えた競泳の冨田尚弥選手(25)の公判が9日、仁川地裁で開かれた。証人として出廷した警察官は、現場などを捉えた監視カメラの映像を見た日本オリンピック委員会(JOC)役員が「冨田選手だ」と述べたと証言した。
検察側は法廷で犯行現場だとする監視カメラの映像を上映。プールサイドを歩いてきた人物が約8分間、写真記者席に座り、体をひねって後ろにあった黒い物体をつかみ、持っていたバッグに入れる様子が映っていた。
茨城県警那珂署は8日、那珂市の市立第一、同第三、同第四中学校の3校で、正門の校名表札が相次いで盗まれたと発表した。
同署が窃盗事件として調べている。
発表によると、3月21日午後5時40分頃、同市菅谷の公園で市立第一中の表札が捨てられているのを市民が見つけ、同校に届けたことから被害が発覚した。
その後、市立第三中では同22日朝に出勤した教頭が、市立第四中では今月8日朝に入学式のために立哨していた教員が、それぞれ表札がなくなっているのに気がついた。両校ともそれぞれ1、2日前には異常がないことを確認していた。
表札はいずれも金属製。市立第四中の表札は縦約20センチ、横約1・2メートルで、旧那珂町時代の校名表札の上にかぶせて設置してあった。現在は「那珂町立第四中学校」と書かれた表札があらわになっている。
市立第四中の原田隆校長は取材に対し、「表札が盗まれ、とても残念だ。学校の顔なので一刻も早く返してほしい」と話した。
同署は、同一犯による犯行の可能性が高いとみて捜査を進めている。
被爆者の高齢化に伴い、広島市が被爆体験を語り継ぐため養成を進めてきた「被爆体験伝承者」事業で9日、新たな語り部たちに委嘱書が交付された。伝承者認定は今回が初めてで、近く活動を始める。
認定されたのは30~70代の男女50人で、広島市35人、同市を除く広島県10人のほか東京都1人、京都府1人、兵庫県2人、奈良県1人。
交付した市の外郭団体「広島平和文化センター」の小溝泰義理事長(67)は「平均年齢80歳の被爆者にいつまでも頼るわけにはいかない。若い世代へ平和への思いを伝えて」と激励した。
奈良県内の寺社で油のような液体がかけられたとみられるシミが相次いで見つかっている事件で、奈良県警は8日、同県吉野町の世界遺産・金峯山寺(きんぷせんじ)、東南院、葛城市の当麻寺(たいまでら)、橿原市の久米寺でもシミが確認されたと発表した。
大半は、8日か、ここ数日中の被害とみられ、金峯山寺と当麻寺では国宝も含まれている。これで県内の被害は9寺社で計60か所を超え、県警は文化財保護法違反や器物損壊容疑で捜査している。
発表などによると、金峯山寺では本堂・蔵王堂(国宝)外側の柱4本と、堂内に安置されている本尊とは別の木造蔵王権現立像(重要文化財)の左ひざ、さらに、蔵王堂から約10メートル離れた観音堂の床の計6か所でシミを確認。8日午前9時半頃、巡回中の職員が被害に気づき、境内を調べて県警に被害届を出した。
同寺は「今月5日に見回った際には異常はなかった」としており、県警は、境内に設置された防犯カメラの映像分析を進める。
同寺の南東約400メートルにある同じ金峯山修験本宗の別格本山・東南院でも8日、多宝塔と護摩堂の縁側でシミを確認した。
当麻寺の被害は、本堂にある当麻曼荼羅厨子(たいままんだらずし)の須弥壇(しゅみだん)(国宝)や、講堂(重要文化財)の床など。源頼朝が寄進したと伝わる須弥壇のシミは、1・2メートルにわたり横一列に飛び散ったような形状、講堂のシミは直径約3メートルの円状だった。
久米寺では、金剛力士像など2建造物の計10か所で被害を確認した。