社会そのほか速
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川崎市川崎区の多摩川河川敷で中学1年上村遼太君(13)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された17~18歳の少年3人全員について、横浜地検が検察官送致(逆送)を求める「刑事処分相当」の意見を付けて横浜家裁に送致する方針で最終調整していることが16日、捜査関係者への取材で分かった。
家裁は送致を受けると、最長8週間の観護措置を取るかどうかを決め、非公開の少年審判を開いて逆送や少年院送致、不処分といった処分を決定する。3人は逆送されれば起訴され、成人と同じ刑事裁判を受ける可能性が高い。
捜査関係者によると、勾留期限の19日にも家裁送致する方針。
中国が今月、懸案の日中韓首脳会談の開催時期について、今夏に出る安倍晋三首相の戦後70年談話の内容を見極めた上で判断するとの意向を日本政府に伝えていたことが分かった。複数の日中関係筋が16日、明らかにした。歴史認識問題をめぐるけん制とみられ、談話作成へ「フリーハンド」を確保したい首相側の対応が焦点だ。
中国が談話内容の検討を優先する姿勢を示したことで、日中韓首脳会談と、前後に見込まれる安倍首相と李克強首相による日中会談の開催は夏以降にずれ込む可能性が高まった。
東洋ゴム工業(大阪市)が国の基準を満たさない免震ゴムを製造していた問題で、この免震ゴムが使われている全国計55棟の建物のうち、官公庁の建物を中心に11府県18棟の具体名が読売新聞の取材で判明した。
地震発生時の対応拠点となる自治体や警察・消防の庁舎、病院が複数含まれている。国土交通省建築指導課は「安全性の調査を急がせたい」としている。
国交省は、該当する建物を「18都府県に計55棟」と発表していたが、具体名は公表していなかった。
読売新聞が18都府県などに取材したところ、日立市消防本部庁舎(茨城県日立市)や神奈川芸術劇場(横浜市)、鳥羽警察署(三重県鳥羽市)など、不特定多数が利用する自治体庁舎や公共施設を中心に具体名が判明した。長野市新庁舎・芸術館や国立病院機構・舞鶴医療センター新病棟(京都府舞鶴市)など建設中の建物も含まれる。
一方、マンションなど民間建築物については、各自治体とも具体名を明らかにしていない。
伸縮で揺れを吸収する免震ゴムは、国交相の性能認定を受けないと使用できないが、東洋ゴムの担当者はデータを改ざんして申請するなどしていたとされる。
兵庫県洲本市の5人刺殺事件で、殺人容疑で送検された無職、平野達彦容疑者(40)について、神戸地検が精神鑑定を実施するための鑑定留置を請求する方向で調整を始めたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。事件当時の刑事責任能力について調べる。
捜査関係者によると、平野容疑者は県警の取り調べに「裁判になるまで話さない」などと供述。事件について黙秘し、意味の分からないことを話すこともあるという。一方、平野容疑者は、被害者家族の1人とトラブルとなった2009年夏以降に、インターネット上で被害者らを一方的に中傷する書き込みを始めていた。
こうした状況から、地検は事件当時の精神状態を調べる必要があると判断したとみられる。
平野容疑者は10年12月、被害者家族の写真を無断でネット上に掲載したうえで中傷したとして名誉毀損(きそん)容疑で逮捕された。言動に不自然な点があり、保健所を通じて精神科病院に強制入院となり、入退院を繰り返した後、13年秋に退院していた。
ノーベル物理学賞受賞を記念して設けられた展示コーナーで、メダルのレプリカなどを見る赤崎勇名城大教授(左)と天野浩名古屋大教授=16日午後、名古屋市天白区
青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇名城大教授(86)と天野浩名古屋大教授(54)が16日、メダルのレプリカを名城大(名古屋市)に寄贈した。同大の付属図書館に記念コーナーが設けられ、メダルや証書のレプリカなどが展示された。
式典に臨んだ赤崎さんは「大学に深い感謝の念を示すことができた」と話した。天野さんは「展示を見た若い学生が、僕も私も(頑張ろう)という気持ちになってくれれば」と笑顔で話した。
レプリカはノーベル財団が受賞者1人につき3個を限度に作製。2人は名城大に1個ずつ寄贈した。天野さんは名古屋大にも寄贈したほか、青色LEDの製品化に貢献した豊田合成にも贈る。